[企画展]八木城と丹波の城跡
令和元年度冬季企画展
八木城と丹波の城跡
会期:2020.2.8~2020.3.29
八木城は、南丹市八木町の南西部、亀岡市との境界に位置する城山(標高約330メートル)一帯に築かれていました。丹波国では、八上城(兵庫県丹波篠山市)や黒井城(同丹波市)とともに最大の規模を誇る山城として知られ、室町期には丹波守護代内藤氏の居城として丹波支配における重要な拠点となっていました。この当時には、八木城のほかにも各地に大小さまざまな城館が築造され、政治や軍事的な中心施設として機能していました。
本展では、このような城館跡について、八木城跡をはじめ丹波周辺地域から出土した遺物、描かれた絵図や古文書などから当時の様相に迫るとともに、後の時代に築かれた園部陣屋や亀山城(亀岡市)などの近世城郭も併せて紹介します。
関連情報
[図録]八木城と内藤氏
〜戦国争乱の丹波〜
八木城と内藤氏の概要について紹介した展示会図録で、八木城絵図や内藤氏に関連する古文書類を中心にカラー図版で収録。また、図録に掲載した古文書類の資料翻刻集を別冊で販売し、古文書読解の便を図る。
2020年11月発行/56ページ/285g