[収蔵品]小出文庫 -2

美園町区有文書

小出文庫

園部藩関連

  南丹市立文化博物館の収蔵品を紹介しています。

文献資料

小出文庫

小出文庫

 小出文庫は、園部藩主小出氏の蔵書や藩校で使用されたと伝わる書籍群の総称です。和書や漢籍の書物が多数あり、なかには藩主の自筆本も含まれます。

 これらの書籍は廃藩後、明治期に小学校長を歴任した上野盤山が管理をしていましたが、大正年間に有志者らによって文庫設立の機運が高まり、同4年(1915)には、小出文庫と盤山の蔵書を中心とした園部図書館が開館します。

 園部図書館は、社会教育の振興を図るため、園部尋常高等小学校の校地に開設されますが、その後、蔵書は小学校附属図書館へ、太平洋戦争後は園部町立図書館へと引き継がれました。そのため、現在ではそれらの図書館蔵書も含まれて伝存していますが、園部藩はもとより、当地域における教育史の一端がうかがえる貴重な資料群といえ、平成29年4月には南丹市指定文化財(書籍類及び典籍類)に登録されました。


和書

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園部藩の歴史と文化 図録

[図録]園部藩の歴史と文化

 園部藩の誕生から400年、園部陣屋の城郭化改修工事から150年という節目に開催した展示会図録。
 園部藩の成立から廃藩後までを171点の資料のほか、多くの写真で紹介している。「園部藩藩領図」付き。

2019年10月発行/160ページ/600g