[展覧会]「大堰川と由良川の水運」
「川と人の暮らし」
2023.10.21~2023.12.3
令和5年度春季企画展 / 開設25周年記念
南丹市は森林が豊富な地域で、森林面積は市域全体の80 バーセントを超えており、そのなかには京都丹波高原国定公園の区域も含まれています。こうした森林資源に恵まれた地域で暮らしてきた人々は、古くから林業を生業のひとつとしてきましたが、生産した木材を消費地へ移出する際には由良川や大堰川(桂川)の水運を利用しました。特に大堰川では古代から木材の筏流しが行われ、近世になると舟運も開始されて米や薪などの物資が運ばれるようになりました。しかし、近代に入り鉄道や自動車による物資輸送が行なわれるようになると次第に水運は衰退しました。
[図録] 大堰川と由良川の水運
南丹市は森林資源に恵まれた地域で、古くから林業を生業のひとつとしてきており、生産した木材を消費地へ移出する際には大堰川(桂川)や由良川の水運を利用してきました。
古文書、絵図、写真などの資料から大堰川・由良川水運の歴史や、周辺地域における人々の暮らしの諸相を紹介しています。
2024年3月発行/88ページ/425g