[図録] 八木城と内藤氏
八木城と内藤氏
戦国争乱の丹波
八木城と内藤氏の概要について紹介した展示会図録で、八木城絵図や内藤氏に関連する古文書類を中心にカラー図版で収録。また、図録に掲載した古文書類の資料翻刻集を別冊で販売し、古文書読解の便を図る。
目次
第一章 八木城の成立と展開
八木城跡の現況
八木城築城以前の周辺地域
八木城の成立
八木城での合戦
発掘調査にみる八木城
第二章 丹波守護代内藤氏
丹波守護細川氏と内藤氏
守護代内藤氏の系譜
内藤貞弘とジョアン
第三章 明智光秀の丹波攻略と八木城
第四章 丹波退去後の内藤ジョアン
エピローグ 地域史料にみる八木城と内藤氏
八木城は、南丹市八木町の南西部、亀岡市との境界に位置する城山(標高約330㍍)一帯に築かれていました。丹波国では、八上城(兵庫県丹波篠山市)や黒井城(同県丹波市)とともに最大の規模を誇る山城として知られ、室町期には丹波守護代内藤氏の居城として丹波支配における重要な拠点となっていました。この当時には、八木城のほかにも各地に大小さまざまな城館が築造され、政治や軍事的な中心施設として機能していました。
本展では、このような城館跡について、八木城跡をはじめ丹波周辺地域から出土した遺物、描かれた絵図や古文書などから当時の様相に迫るとともに、後の時代に築かれた園部陣屋や亀山城(亀岡市)などの近世城郭も併せて紹介します。
関連情報
[展覧会] 八木城と内藤氏
八木城に関する古文書や絵図、発掘調査の出土品などさまざまな展示資料から、その諸相について考えてみたいと思います。また、内藤氏歴代の書状やイエズス会宣教師の記録、光秀による丹波攻略時の状況を伝える書状などもあわせて紹介し、戦国争乱における南丹地域周辺の実像に迫ります。
2020.10.24-2020.12.6